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残す美学 [相続]

こんにちは、しょーえんです

 

相続案件のお客様のところへ行くと

毎回、思うことがあります。

 

それは、「昔の人はお金を貯める」ということ。

 

家の中の客間へと案内されるので、その際、

仏壇にもお線香をあげさせていただきます。

 

建物自体はそれほど豪華な造りではなく

いたって普通だったりします。

 

土地も農地を持っているぐらいで、地代収入がなかったりもします。

それなのに・・・

 

通帳に1億円ぐらい入っているんですよ。

そのほかに株や投資信託なんかも。

 

ちなみに生前の職業は公務員でした。

 

生活は派手ではなく、ほんとに普通の暮らしをしながら

しっかりと貯金を残している

 

現代人の感覚だと、「どうせ残したって墓場まで持っていけないんだし・・・」

と「使う美学」のようなものがあるかもしれませんが

昔の人はそれでも残す人が多いんですよね。

 

残す美学、でしょうか。

価値観の違いはすごく感じます。

 

会社の社長やフリーランスで給料の天井がない人なら

財産がどんどん増えていくのは分かりますが 

もともとの資産家ではなく、サラリーマンで毎月一定の固定給の中から

きちんとやりくりをして貯める、というには今の若い世代には難しいと思います。

 

それだけ貯めながらも、きちんと経済活動が上向いていた昭和の時代とは違って

貯蓄せずに消費するような時代になっても経済が上向かない今の時代、 

 

きっとこのまま上向くことはないんでしょうね。

 

きちんと税金を納めて

親が残してくれたものに感謝している家族を見ていると

亡き故人の願いが果たされたような感じを受けます。

 

さて、お仕事を進めないと。

 

 

 

 


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