地元の本屋さんで買ってます。 [応援]
こんにちは、しょーえんです。
東日本大震災以降、
アマゾンや楽天ブックスではなく
地元の書店で本を購入するようにしています。
茨城も被災地。
読書は週2~3冊ですが
少しでも地元への貢献になれば、と。
ちょっと時間はかかるけど、
書店員さんとのコミュニケーションも楽しいし♪
そんなわけで、今回は久しぶりに読書感想文を。
あの「はやぶさ」の奇跡を描いた、感動ドキュメント。
成功したからこそ称賛されたはやぶさですが、
その奇跡に至るまでの隠れた軌跡を知ることができます。
このはやぶさは、いくつもの人類初に挑戦しています。
もちろん、小惑星のサンプルを持ち帰ることを最終的な目標にしたプロジェクトですが
その途中にもまだ成功していないたくさんの技術実験をしているんです。
つまりサンプルリターンという最終目標は
ほとんど不可能と言われる中ではやぶさは打ち上げられました。
それでも成功できた要因のひとつに、
著者である川口教授の「加点法」によるミッションの捉え方があると思います。
ほとんど不可能なサンプルリターンを100点満点にしてしまうと、
それまでの難易度の高い技術実験で成功しても評価されません。
でも、まだ実現できていない技術をひとつクリアすることを
満点で評価するようにすれば、
その先の技術実験の成功はすべて「ボーナス」となります。
今回のミッションでは、イオンエンジンの長時間稼働を満点としたそうです。
そして地球スウィングバイ、イトカワとのランデブー、タッチダウン、カプセル回収、
サンプル入手という難易度の高い技術については
ある意味「おまけ」という認識でいたことが
斬新な発想による危機回避につながったのではないかと思います。
途中のどこかでミスが発生して、結局「失敗」と言われるのであれば
萎縮してしまって良い成果が出せないと思うんです。
でも次なる成功の可能性を考えながら挑戦すれば、前向きに取り組めるはずですよね。
著者の川口教授は、はやぶさプロジェクトの責任者。
つまりプロジェクトリーダーです。
表面的には科学のドキュメント本というスタイルですけど
実はリーダーがプロジェクトを成功に導くためのエッセンスがたくさん詰まっています。
なので、リーダー職のビジネスマンにもぜひおススメしたい1冊です。
POPな表紙ですが、きちんとした会計本です。
正面から会計を捉えるのではなく、「予想をする」会計ルールの切り口で
書かれているところが面白い!
しかもその予想によって、
多大な損失が計上されてしまったケースを紹介しているので
他人ごとではなくなりますよね。
でも将来のことを正確に予想するのは不可能です。
だって、予想を反対から読めば、「う・そ・よ」ですから(笑)
決算書には予想額を計上するのが今のルール。
決算書が家計簿と決定的に違うのは、まさにこのルールの部分なんです。
たとえば旦那が社内で浮気が発覚して、リストラの危機の場合。
(つまり旦那の株が大きく下がる)
浮気が発覚して、旦那の信用が急落しても
家計簿に損失予想額を書くことはありませんが
実際に会社が持っている株の時価が大きく下がったときは
その損失を決算書に計上するんです。
しかし回復可能性があれば話は別。
このときの「回復可能性」に予想の余地があるんです。
ここで損失が計上されるかどうかで
発表できる決算の数字が大きく変わるから、会計の知識は重要なんですね。
ということで、IFRSに携わるビジネスマンのみなさん、
会計に苦手意識を持っていたら、実務ポイントをまずこの本で学んでみてはいかがでしょうか。
~ これからの講演案内 ~
6月16日 経営者向け会計セミナー(西新宿)
7月23日 社会人のための寺子屋 『 恋愛講座 』 (阿弥陀院)
東日本大震災以降、
アマゾンや楽天ブックスではなく
地元の書店で本を購入するようにしています。
茨城も被災地。
読書は週2~3冊ですが
少しでも地元への貢献になれば、と。
ちょっと時間はかかるけど、
書店員さんとのコミュニケーションも楽しいし♪
そんなわけで、今回は久しぶりに読書感想文を。
はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話
- 作者: 川口 淳一郎
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 単行本
あの「はやぶさ」の奇跡を描いた、感動ドキュメント。
成功したからこそ称賛されたはやぶさですが、
その奇跡に至るまでの隠れた軌跡を知ることができます。
このはやぶさは、いくつもの人類初に挑戦しています。
もちろん、小惑星のサンプルを持ち帰ることを最終的な目標にしたプロジェクトですが
その途中にもまだ成功していないたくさんの技術実験をしているんです。
つまりサンプルリターンという最終目標は
ほとんど不可能と言われる中ではやぶさは打ち上げられました。
それでも成功できた要因のひとつに、
著者である川口教授の「加点法」によるミッションの捉え方があると思います。
ほとんど不可能なサンプルリターンを100点満点にしてしまうと、
それまでの難易度の高い技術実験で成功しても評価されません。
でも、まだ実現できていない技術をひとつクリアすることを
満点で評価するようにすれば、
その先の技術実験の成功はすべて「ボーナス」となります。
今回のミッションでは、イオンエンジンの長時間稼働を満点としたそうです。
そして地球スウィングバイ、イトカワとのランデブー、タッチダウン、カプセル回収、
サンプル入手という難易度の高い技術については
ある意味「おまけ」という認識でいたことが
斬新な発想による危機回避につながったのではないかと思います。
途中のどこかでミスが発生して、結局「失敗」と言われるのであれば
萎縮してしまって良い成果が出せないと思うんです。
でも次なる成功の可能性を考えながら挑戦すれば、前向きに取り組めるはずですよね。
著者の川口教授は、はやぶさプロジェクトの責任者。
つまりプロジェクトリーダーです。
表面的には科学のドキュメント本というスタイルですけど
実はリーダーがプロジェクトを成功に導くためのエッセンスがたくさん詰まっています。
なので、リーダー職のビジネスマンにもぜひおススメしたい1冊です。
POPな表紙ですが、きちんとした会計本です。
正面から会計を捉えるのではなく、「予想をする」会計ルールの切り口で
書かれているところが面白い!
しかもその予想によって、
多大な損失が計上されてしまったケースを紹介しているので
他人ごとではなくなりますよね。
でも将来のことを正確に予想するのは不可能です。
だって、予想を反対から読めば、「う・そ・よ」ですから(笑)
決算書には予想額を計上するのが今のルール。
決算書が家計簿と決定的に違うのは、まさにこのルールの部分なんです。
たとえば旦那が社内で浮気が発覚して、リストラの危機の場合。
(つまり旦那の株が大きく下がる)
浮気が発覚して、旦那の信用が急落しても
家計簿に損失予想額を書くことはありませんが
実際に会社が持っている株の時価が大きく下がったときは
その損失を決算書に計上するんです。
しかし回復可能性があれば話は別。
このときの「回復可能性」に予想の余地があるんです。
ここで損失が計上されるかどうかで
発表できる決算の数字が大きく変わるから、会計の知識は重要なんですね。
ということで、IFRSに携わるビジネスマンのみなさん、
会計に苦手意識を持っていたら、実務ポイントをまずこの本で学んでみてはいかがでしょうか。
~ これからの講演案内 ~
6月16日 経営者向け会計セミナー(西新宿)
7月23日 社会人のための寺子屋 『 恋愛講座 』 (阿弥陀院)
「はやぶさ」のこちらの本、自分も拝見しました!
学べるべき点が たくさんありますよね♪
by お茶屋 (2011-06-06 11:06)
うちの町は小さな本屋さんしかありません。
でも、それを良いことにいろいろな本を取り寄せてもらってます。
時間はかかりますが、お金が余計にかかる訳ではないし重宝しています。
はやぶさは小惑星探査機も野鳥も好きです。
by 袋田の住職 (2011-06-06 21:20)
パソコン画面よりも、矢張り紙ですね。
by Silvermac (2011-06-06 21:39)
「決算書の50%は思い込みでできている」面白そうですね
これぐら価値があるだろうというのと、現実との価値とのギャップでしょうか
by スミッチ (2011-06-19 14:48)
うぅ、難しい(笑)私最近の本は謎解きはディナーの後で。あれほど薦められてるので、読みました(笑)確かにキャラクター設定といい、展開は楽しいです。でも本好きには、少々物足りないって、私に、小説がかける文才もないですから、言えませんが(でも書いちゃった)
by 月と、 (2011-06-21 16:02)