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49日忌の意味 [ちょっと笑えるありがたい話]

こんにちは、しょーえんです

 

先日、品川のお寺で法事が2件ほどあったのですが

どちらも49日忌でした。

 

仏教では、人が亡くなると7日ごとに7回

生前の行いについて裁判が行われる、と言われていますけど

正直、僕は亡くなったことがないのでこれが本当なのかどうかわかりません。

 

さらには49日を過ぎると、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六道と言われる

いずれかの世界に生まれ変わる、とインド仏教では伝えられていますけど

そもそも地獄に行ったこともないのに、仏典に書いてあるから

というだけでお話するのはやっぱり無理! 

 

以前に尊敬する仏教学者の先生から六道輪廻の考え方については

「それは方便であって、現実の生きている世界のことなんだよ」

と教えていただいたことがあります。

 

人間の心の持ちようで、今生きている世界が

地獄になるときもあるし、争いの絶えない修羅となっているときもあるし

またあるときは天に住む人にように穏やかなときもある、と。

 

その激しい心の動きを離れて

いつも揺れ動くことのない境地を目指すのが仏教なんだよ、という言葉には 

なんだか すーっと自分の中に入ってきたのを覚えています。 

 

インドやチベットと違って、日本人は「輪廻」という生まれ変わりの感覚がほとんどないため

いくら仏教経典に書いてあるからといっても、六道輪廻は受け入れられないと思います。 

しかし、日頃の生活の中で地獄や餓鬼や畜生などの心にならないように、

という気持ちで生きていくことは、納得される方も多いと思うんです。 

 

49日忌についても、最近ではこんな風に考えています。

7日ごとにあの世での裁判がある、となっていますけど、

実は自分の心の中で亡くなった人のことを振り返る教えなんじゃないかと。

 

大切な人を失うと、どうしても悲しみに包まれています。

しかし、7日ごとに故人との楽しかったことやお世話になったことの思い出を振り返り

あー、こんなこともあった、こんなこともあったね、と対話をする機会を

与えてくれているんじゃないかと思うんです。

 

そして、それを7回重ねたとき

もう十分に振り返りましたよね、 これで辛い悲しみとは別れましょう! 

と思わせてくれるちょうど良い期間が

49日なんじゃないかな、と最近思います。 

 

裁きを受けるというにはたとえ話であって

それは自分の心の中で振り返るときであり、

49日で生まれ変わる、というのは

心の中の悲しみの気持ちが、新しく一歩を踏み出す気持ちへと生まれ変わる

ことのたとえ話として考えると、自分の中で納得できたのでここに書いてみました。 

 

  

あー、またこんなことを書くとご老僧方に怒られてしまうけど

でも、経典にこう書いてあるから、そうなんですよ

という自分でも理解していないことを法話で語るのはやっぱり無理。 

 

 

修行の足りない住職の、ひとり解釈でした。 

 

 

 

きのうの読書♪

(年間目標300冊の読書まで、あと16冊)

仕事と組織は、マニュアルで動かそう

仕事と組織は、マニュアルで動かそう

  • 作者: 内海 正人
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2008/12/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

マニュアルと聞くと、あまり良いイメージを持たない人も多いと思いますが

理念を行動に落とし込むことがなかなかできない今の社内教育において

行動規範としてのマニュアルの有用性が書かれています。

すべてを与えられる環境で育ったゆとり教育の若者に対して 

「自発的に見て学びなさい」という今までの社員教育は機能していません。

このギャップを埋められない経営者はこれからも社員の教育で頭を

悩ますことになるのだと思います。部下への愚痴をこぼす前にぜひこの本をどうぞ。

 

もう1冊

(年間目標300冊の読書まで、あと15冊)

壁 ~カリスマ・セラピストが教える!どんな壁も乗り越えることができるセラピー~

壁 ~カリスマ・セラピストが教える!どんな壁も乗り越えることができるセラピー~

  • 作者: 石井 裕之
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2008/12/12
  • メディア: 単行本

壁にぶちあたることへのイメージを変えてくれる本です。

その先に道が見らけていることが想像できているから、壁を認識することができる

そんな潜在意識との付き合い方が書かれています。

そして「壁を越えられない原因は、いままでの経験や成功体験」とし

これらを捨ててしまえば乗り越えられると説く著者。

立ち止まってしまったとき、この本を読んでみると良いと思います。


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